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piano diary pianosand.exblog.jp

東京藝大 モーニング・コンサート6

6月26日、東京藝大の奏楽堂へモーニング・コンサートを聞きに行ってきました。
いつも行きたいと思いながらなかなか予定が合わず、初めて行くことができました。

前売券を買っていったものの、自由席なので開場より早めに到着。
すでに大勢の人が奏楽堂の前にいてちょっとびっくり。すごい人気なんですね。

係の方が、チケットの整理番号順に入場できることを繰り返し説明されていました。
ふむふむ。ちなみに私は500番台・・入場まで10分近く待ちました~。

♩プログラム

オーボエ:山本楓
モーツァルト オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314

ピアノ:務川慧悟
ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18

指揮:ペーター・チャバ
管弦楽:藝大フィルハーモニア

開演間近にはほぼ満席!
時間ぎりぎりで入ってきた方は、どなたも”席がいっぱい!?”という表情をされていました。
この日は特別混んでいたのでしょうか?


1曲目、私の中では”のだめ”のオーボエ協奏曲(笑)
初めてライブで聴きました。
オーボエの山本さんは遠くから見ても美しくて上品で薄いピンク色のドレスもとても素敵。

始まるとオケの音がすごく澄んでいてさわやかな風のようでうっとり。
モーツァルトは普段あまり聴かないけれど、美しい~。
そこに山本さんのオーボエ、優しくてやわらかで小川がさらさらとながれるような、まろやかな音色。
ふわふわのチーズスフレのような、マシュマロのような、聞きながらにこにこしたくなるような温かで癒される音楽でした。

いつも思うのですが、ピアノ以外の協奏曲は観客席に向かい立ちっぱなしで演奏しますが、観客席を目の前にして緊張しないのでしょうか?
立ちっぱなしも疲れそう。。。

さて、続いてピアノがセッティングされ、いよいよ務川さんのラフマニノフです。
(この曲ものだめの千秋先輩が弾いていた~(笑))

今月3回目の演奏。(追っかけみたいですね・・・恥)
出だしのあの和音、どんどん表情が変わり・・・最初からひきこまれました。
そしてオケの音が、前曲とはうって変わりまさにロシア!重厚でうねるような音楽。
ピアノがオケの大きな川の流れの上を自由自在に演奏
(コンサートの事を文字にするのは苦手なので、こんな風にしか書けない(>_<))

キラキラの高音、アグレッシブな低音、切迫感あふれる所、美しく悲しく歌い上げる所・・・移り変わる表情が豊かな演奏でした。
素人の私の感想ですが、やっぱりすごい!オーラを感じる演奏。

若さがあふれる、けれどとても堂々とした、オケと一体となった素晴らしい時間でした。
曲が進むにつれて、会場の雰囲気も盛り上がっていき、終わった時は会場からはものすごい拍手が鳴りやまず!!
(アンコールもちょっと期待しましたが。。ありませんでした)

関東での演奏会はこの日が最後とのこと。
留学先から一時帰国された時にはぜひ演奏会を開いてほしいなあ。

来月のモーニング・コンサートは3日、10日、24日。
10日と24日は、偶然?2回ともチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番。
10日は秋元孝介さん、24日は阪田知樹さんのピアノです。

今月は、いろいろなコンサートで生演奏を聴くことができてとても充実。


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by pianosand | 2014-06-30 09:04 | music | Comments(0)