カテゴリ:本( 16 )

「死後のプロデュース」

金子稚子「死後のプロデュース」→金子哲雄「僕の死に方エンディングダイアリー」→金子稚子「金子哲雄の妻の生き方」という順番で3冊を読みました。

突然の余命宣告を受けながら、病気を隠して仕事を続ける生活を選択する哲雄さん。
夫の生き方を尊重し、支え続ける稚子さん。
どんなに状況が悪く、重くてつらくて心が苦しくなる状況でも、前向きなご夫婦のあり方に人間の強さや勇気を感じました。

もし、自分の家族に死が迫った時、はたして本人の「どう生きていきたいか」という希望に沿うことができるのか自信はないけれど、でも、本人の気持ちを尊重する勇気を持ちたい。
でも、その場になったら生きてほしい、という願いを押しつけてしまいそうな気がします。
考えたくないけれど、そういう時がいつか必ず来ることを覚悟しなければいけないという現実。
読みながら、自分ならどうするだろうと、考えさせられる本でした。










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by pianosand | 2014-06-17 23:55 | | Comments(0)

「だから荒野」

桐野夏生「だから荒野」→

宮本輝「水のかたち」と同じく、専業主婦(46歳)が主人公。
桐野さんの本は、ずいぶん前に「OUT」を読んで以来。
新聞の書評で専業主婦が家を飛び出す話、と知り図書館で予約。

家族のもとをキレて飛び出した専業主婦と、わがままなで自分勝手な夫や母親に悪態をつく気ままな息子たちの様子が描かれています。
前半、主人公の気ままで行き当たりばったりの行動はおかいしけれど、世間から見た専業主婦はこれくらい世間知らずなんですよと言われているようで、なんだか笑えないような複雑な気持ち。
話が進むにつれて、ちょっと展開についていけなくなりました。
わがままな主婦の小さな反乱と家出、ダンナと息子たちが少し反省、結局は安全な家に戻るという話でしょうか。

もう少し、同世代の専業主婦が主人公の小説をもっと読んでみたくなりました。

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by pianosand | 2014-05-14 07:31 | | Comments(0)

「あなたがピアノを続けるべき11の理由」

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あなたがピアノを続けるべき11の理由

タイトルの「ピアノを続けるべき」の「べき」が気になって読んでみました。

ピアニスト、指導者、落語家、科学者、といろいろな分野の方が、ご自分とピアノとのエピソード、ピアノ・音楽のある生活について書かれています。
読み終わって、私もピアノとの間でいろいろあったけど(高1でピアノをやめてしばらくは、ピアノを見るのもイヤになりました)、ピアノを今弾いていてよかった、これからも続けて行きたいなあとしみじみ。。。

何のとりえもない私にとって、小さな自信と支えとなっているのは、ピアノが弾けること、細々と続けてきたこと。
今はピアノがなかったらどんな生活を送っていたのか考えられないほど。
ゆっくりマイペースでいい、途中でお休みしてもいい、おばあちゃんになってもピアノが弾いていられますように♪


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by pianosand | 2014-04-26 21:37 | | Comments(0)

「水のかたち」

新聞の書評、図書館に入った新刊リストをチェックして、気になる本はすぐに予約しています。
私が予約する本は、ほとんどが人気の本のようで、忘れた頃にようやく届きます。

宮本輝「水のかたち」上・下

宮本輝さんというと、「青が散る」しか思い浮かばず、読んだこともない作家。
図書館から借りた時も、どうしてこの本を予約したのかが思い出せず。

読み始めてみたら、最初からびっくり。
小説の舞台はなじみの場所。
知っている地名や川の名前が出てきて、登場人物が歩く町はあの公園の辺り?神社の横のあの細い路地?なんて想像して読むと、すごくリアル。

主人公の女性、私より少し年上です。
すごく魅力的なひと。
小さなきっかけから、思いがけないことが次々に起き、人との出会いが広がる、なんて現実にはあるのか?と思いつつも、こんな風にしなやかに生きてみたいと思ってしまう。
私の今までの人生、山や谷もあったけれど、それは私の住む小さな世界の中の出来事に過ぎず、この小説のようにもっとダイナミックな波が起こらないかなあ?などと妄想(笑)

これからの人生、どんな出会いや出来事が起こるのか、まだまだ何が起こるかわからない?

読んでいて心地よい文章でした。




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by pianosand | 2014-04-03 20:28 | | Comments(0)

「エルニーニョ」・「命の往復書簡」

最近、本を読む時間が増えました。
読もうと思えば読めるんだなあ(笑)
ピアノの練習中に眠くなるとちょっと読んだり、料理をしながら読んだり。
寝る前はすぐに眠くなってしまうけれど、ベッドの中で本を読むのはほんとうにシアワセ。

「エルニーニョ」 中島京子

先週から公開が始まった山田洋二監督の映画「小さいおうち」の原作者、中島京子さん。
「小さいおうち」を読んだらすっかりハマり、せっせと読んでいます。
この作品、先がどうなるのか知りたくて、どんどん読み進みたくなるワクワク感、間にはさまれるストーリーの不思議さ、わたしも訪れてみたいと思う魅力的な土地とそこにくらす人々にぐいぐいと引っ張られてあっという間に読了。
本の力ってすごい・

「命の往復書簡」 千住真理子 千住文子

ヴァイオリニスト千住真理子さんの書くものは好きで以前から読んでいます。
これは、昨年お亡くなりになったお母様、千住文子さんとの手紙のやり取り。
千住家の家族のゆるぎない絆、家族がお互いを思う愛情と尊敬の念、母の家族に対する深い深い母性に圧倒されました。
家族はいて当たり前、大切にする、尊敬する、思いやるという気持ちを忘れがちな私。反省。。。
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by pianosand | 2014-01-27 14:30 | | Comments(0)

「独女日記」と「独女日記2」

藤堂志津子 「独女日記」

昨夏、なんとなく選んで買った文庫本。
山のような文庫本からどうしてこの本を選んだのか・・・思い出せません(笑)
藤堂志津子さん、お名前は知っていましたが、読むのは初めて。
61歳の藤堂さんと愛犬はなの生活が、ここまで語っていいの?と心配になるほど、ありのままに書かれています。
61歳になると、どんな風に物を感じるのか、体はどうなるのか、と人生の先輩から教わっているような気持。
そして、愛犬はなちゃんにそそぐ愛情の深さに、自分ももう少し我が家の犬を大切にしてあげなくちゃと反省。

そして、先日、図書館で「独女日記2 愛犬はなとのささやかな日々」を借りました。
62歳になった作者の日々のくらしは、不自由な事もあるけれど、うらやましいほど自由気まま、に見えます。
年を取ると大変な事もあるけれど、くらしぶりや考え方、感じ方がとても自然体でかっこいい。

自分が60歳を過ぎた時、どんな風になっているのか、想像もつきませんが、開き直って人生を楽しんでいたいなあ。
パート3が待ち遠しい♪



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by pianosand | 2014-01-17 15:01 | | Comments(0)

趣味のピアノのこと、くらしのことを書いています


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