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piano diary pianosand.exblog.jp

≪夏だ!祭りだ!オーケストラだ!≫@すみだトリフォニーホール

新日本フィルのコンサートへ行ってきました。

『下野竜也プレゼンツ!
音楽の魅力発見プロジェクト第1回
《夏だ!祭りだ!オーケストラだ!》~下野が踊る!音楽のまち、すみだも踊る!~』

・・長いタイトルです(笑)
(記事も、すみません、長いです)

♪プログラム

ヘンデル(マッケラス版)/《王宮の花火の音楽》より「序曲」
小林研一郎/《パッサカリア》より「夏祭り」
ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー ピアノ:山中千尋さん
バーンスタイン/《ウェストサイド・ストーリー》より「シンフォニック・ダンス」

♪アンコール
On The Shore ~2'30" Rag ( 山中千尋さん作曲)
鹿児島おはら節
東京音頭

指揮・お話 下野竜也さん
新日本フィルハーモニー交響楽団


聴きごたえのある充実のコンサートでした。
感想をたくさん書きたいのですが、2曲にまとめてみます。

まずは、大好きなラプソディー・イン・ブルー。
ジャズピアニストの山中千尋さんがどんな風に弾かれるのか、とても楽しみでした。

とても素晴らしかったです!帰宅しても興奮冷めやらず。

とてもスリムで小柄な山中さんは、椅子から腰を浮かせるほど全身を使っての熱演。
見た目の綺麗な女性のイメージとはちょっと違い(失礼)男前なピアノでとてもとてもエネルギッシュ。

何よりびっくりしたのが、ソロパートのアドリブ!!
手の動きが倍速再生かと思うほどの、ものすごいスピードで鍵盤上を駆け回ります。
超絶技巧だ~と目が釘付けになりました。

ジャズ調のオリジナルのアドリブの中に、「エリーゼのために」や曲名はわからないけれど、誰かのピアノコンチェルトの一部分がこっそり忍んでいて、聞きながらあ!このメロディー知ってる(^v^)とニヤリ。
ジャズピアニストは作曲家兼ピアニスト!
あ~なんてすごい才能の持ち主なのでしょう。

アドリブの間は、下野さんも団員の皆さんも聴き入っている様子。
アドリブが終わりに近づくと、山中さんが下野さんにアイコンタクト!?
(リハの時はアドリブは弾かれなかったそうで、本番に初めて聴いたと演奏後に下野さんより説明がありました)

曲が進むにつれて、会場のムードも熱くなりオケとピアノのエネルギーも上昇。
中間部の辺りから、私の顔は笑っているのに感動して涙が出てくる始末。困りました(笑)

山中千尋さんのピアノを聴けてよかった(涙)

アンコールは山中さんのオリジナル曲。
出だしはとても叙情的で、涙腺を刺激(笑)
もう、これで帰ってもいいと思うほど大満足♪

でも、次のシンフォニック・ダンスも大好きな曲。

下野さんがのりのりで体を大きく揺らしながら、踊っているかのような指揮ぶり。
”ウェストサイド・ストーリー”は大好きな映画で、学生時代に何度も見たので、音楽を聴きながら映画の場面が浮かんできてまた涙・・・。
オーケストラからどーんと伝わってくる音の響きや振動を体に感じながら聴くのは、本当に心地よい。

アンコールの(下野さんご出身の)鹿児島おはら節と東京音頭、オーケストラの演奏で聴くことができるなんてこれが最初で最後かも(笑)

予定を大幅に超えた、休憩なしの90分のコンサートはとてもとても充実した、音楽は楽しい~!!と思えるひとときでした。
来年も下野さん企画のコンサートが予定されているので、またぜひ聴きに行こうと思います。






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by pianosand | 2014-08-17 21:53 | music | Comments(0)